放射線被曝の人体への影響
私が放射線被曝において最も危惧すべきだと主張したいのは、
生殖細胞への影響です。
テレビなどでは癌の発生について取り上げられていますが、
これは主に体細胞への影響です。
放射線による影響としては、生殖細胞のほうが
体細胞よりも、もっと深刻な問題を抱えています。
そうであるにも関わらず、
生殖腺への影響が表で語られないのは
非常に危険であると私は感じています。
ようやく適切な文献を探し出すことができましたのでご紹介いたします。
高度情報科学技術研究機構(RIST)<概要>
生殖腺は放射線感受性の高い器官であるが、その組織の細胞すべてが感受性である訳でない。精子と卵子は個体の遺伝子を次世代へ遺伝するために特殊化した生殖細胞であり、生殖腺組織は生殖細胞の分化と生産の場所である。
~中略~
生殖腺で重要な放射線効果は、被ばくすると生殖細胞の分裂や分化の進行が直ちに停止、生殖細胞の生産が中止されるため、結果として細胞の枯渇が起こり不妊となる。この細胞の枯渇は被ばく線量に依存して一時的不妊や永久的不妊を惹き起こす。これに加えてもう一つ重要な放射線効果は精子や卵子に与えられるDNAおよび染色体に対する傷害で、わずか単一軌跡の低線量照射によっても起こる。これに起因する傷害は確率的または遺伝的影響として次世代細胞の染色体異常や突然変異を誘発、遺伝傷害や発ガンに結びつく可能性が高い。そのため生殖機能に異常は起こらないような低線量被ばくの可能性にも充分な注意を払い、遮蔽によって生殖腺の放射線防護を徹底的に図る必要がある。
<本文>
~前略~
放射線治療の際に患者が被ばくする合計線量は染色体異常も不妊も惹き起こすのに充分な線量である。
~中略~
(放射線)照射された卵子は染色体傷害をそのまま次世代の個体発生へ持ち込んでしまい、遺伝的異常や眼に見えない突然変異を子孫に伝える。
私なりに簡単な言葉でまとめますと、
たとえ低い放射線量であっても
生殖細胞(精子や卵子)の損傷は起こり得るということです。
異常を起こした生殖細胞はそのまま受精卵へと引き継がれるため、
(目に見える)遺伝傷害や(目に見えない)突然変異を持った
子どもが生まれることになります。
そしてその異常を起こしたDNAは、
後の世代にも、その後の世代にも受け継がれていくのです・・・
(二世代目でなく三世代目ではじめて障害が現れるかもしれません)
私が30代以下の世代へ一度避難を呼びかけたのも
このことが理由になっています。
これから5年後にDNAの損傷が明らかになってもその時は手遅れです。
一度壊れた生殖細胞(特に卵子)はもう元には戻りません。
不妊となってしまうことも大きな問題ですが、それよりも危険なのは、
設計図のところどころ壊れた遺伝子が引き継がれていってしまうことです。
どこが壊れたのか、どのくらい壊れたのかは誰にもわからないのです。
本当の意味でのミュータント(突然変異体)が増えていくことになります。
ですから若い世代の方はできる限りの避難を。
将来の日本を見据えるのであれば、
周りのみなさんもどうか協力してあげてください。



PCに詳しい方へ。
放射線とDNAの関係は
電磁波とRAID1のHDDに例えることができます。
HDDが電磁波を浴びるとHDDのデータが壊れます。
通常は片方のHDDのあるデータが壊れてもRAID1を組んであるので
急いで修復を行うことで正常な状態に戻すことが可能です。
しかし、両方のHDDで同じ個所のデータが同時に壊れると
正しい修復ができなくなります。
電磁波が強いところに居続けると、
同じ箇所が同時に壊れる確率がどんどん高くなってしまうように
人が放射線を浴びることも同じです。
データの壊れる箇所が悪いと、
プログラムが機能しなくなったり、
暴走してしまったりということが起きます。
機能不全が起きたり腫瘍ができるというのは
こういうことです。
大事な部分が同時に壊されるのはあくまで確率です。
この放射線量だとX%の人が亡くなるとかいうのはそういうことです。
また、長時間で受けることと、
短時間で受けることとの違いですが、
年間を通して少しずつの電磁波を受けるのであれば、
システムエラーチェックで修復が可能です。
(DNAにも修復機能があります)
ですが、一度に浴びるとその修復が間に合わないのです。
年間被曝量の目安があったとしても、
短時間で多量の放射線を浴びることは危険ですので、
そのあたりは情報の読み違いをしないよう気を付けてください。
THE LOW LEVEL RADIATION CAMPAIGN
http://www.llrc.org/
Friday 1st April
417,000 cancers forecast for Fukushima 200 km contamination zone by 2061
Scientific Secretary of the European Committee on Radiation Risk (ECRR), Professor Chris Busby, has released calculations of the cancer incidence to be expected in fallout areas of Japan. Using data from the International Atomic Energy Agency and official Japanese web sites he has used two methods to estimate the numbers of cancer cases. He compares these results with estimates derived from ICRP modelling.
The "Tondel" Method is based on a conservative study by Martin Tondel in northern Sweden. This examined cancer incidence during 10 years after Chernobyl. It differentiated the varying levels of land contamination and found that the disease increased by 11% for each 100 kiloBecquerels of fallout per square metre of land surface. Professor Busby has applied this factor to the zone up to 100 km from the reactors, where IAEA has reported, on average, 600kBq per sq.m radioactivity. In the 3.3 million population of this 100 km zone a 66% increase over and above the pre-accident rate is predicted in 10 years. This implies 103,329 extra cancers due to the Fukushima exposures between 2012 and 2021.
Applying the "Tondel" method to the ring between 100 km and 200 km from Fukushima, population 7.8 million but lower concentrations of fallout, 120,894 extra cancers are to be expected by 2021.
Assuming permanent residence and no evacuation the total predicted yield according to the "Tondel" method is 224,223 in ten years.
The second method is derived from weighting factors advised by the ECRR on the basis of the different ways in which different radionuclides behave in biological systems. This predicts 191,986 extra cancers in the 0 - 100km circle and 224,623 in the outer ring. Probably half of these will be expressed in the first ten years and the remainder between 10 and 50 years.
Assuming permanent residence and no evacuation the total predicted yield according to the second method will be 416,619 of which 208,310 will appear in the first ten years. There is thus good agreement between the two methods.
<翻訳>
4月1日金曜日
2061年までに福島200kmの汚染地域では41万7000人の癌が予想される
欧州放射線リスク委員会(ECRR)のクリス・バズビー教授は3月30日、福島第一原発事故による癌発症の予測を発表した。
この予測は、国際原子力機関(IAEA)と日本の公式サイトの発表したデータに基づき、2つのモデルを使用して計算したものである。
第1の「トンデル」モデルは、チェルノブイリ事故から10年間のスウェーデン北部における癌の発症率を検証したマーティン・トンデルの慎重な研究に基づいている。
このモデルによれば、今後も人々が避難せず住み続けたと仮定すれば、福島第一原発から100km圏内(人口330万人)では、今後10年間に事故前よりも 66%癌の発症率が増大し、10万3329人が余分に癌を発症すると予測されている。
また、事故現場から100kmから200kmの圏内(人口780万人)では、今後10年間に12万894人が事故が起きなかった場合よりも余分に癌を発症すると予測されている。
つまり、福島第一原発から200km圏内では、今後10年間で22万4223人が余分に癌を発症すると予測されている。
第2のモデルは、様々な放射性核種の生体系における様々な行動様式に基づき、 ECRRが助言した様々な要因を考慮に入れたものである。
このモデルによれば、今後50年間に、100km圏内では19万1986人、100~200km圏内では22万4623人、合計で41万6619人が余分に癌を発症し、そのうち約半数の20万8310人は今後10年間で癌を発症すると予測されている。
つまり、2つのモデルの間には今後10年間の癌発症予測について大まかな一致が見られる。
ふと気になったことです。
放射線に対する影響として
核DNAばかり意識がいっていましたが、
ミトコンドリアDNAはどうなんだろうと。
どうやらミトコンドリアDNAは
核DNAより放射線に弱そうです。
ミトコンドリアはATP生産の場ですので
ミトコンドリアDNAがやられると
比較的ただちに影響出そうな感じです。
心筋やら脳やら。。