パソコンのお医者さん
昨日の夕方うちに運ばれてきたのは、
コンピュータウィルスに感染したパソコンでした。
ネットワーク隔離された環境に運び、
ざっと組み立てて電源を入れてみると、
OSが起動しません・・・
Windowsの旗がひらひらしたあたりで
パソコンが落ちて再起動してしまうんです。
重傷。というか重体です。
まずはお決まりのセーフモード立ち上げから。
症状変わらず・・・
起動さえ出来ないという状況に、
一気にテンションが下がります。
BIOSの設定などを変えて
幾度となく調整を試みてみましたが、
パソコンは立ち上がる気配すらなく、
ウィルス駆除作業どころではありません。
それでも1時間ほど試行錯誤と解析を繰り返していると、
エラーコード0x0000000EDのエラーで
PCが立ち上がらないことが判明しました。
このコードが示すエラーは何かということを調べましたら、
「ハードディスクのエラー」というでした。
さらに調べていくと、
「回復コンソールを実行することでまれに修復できる場合があります」
と、ほんのわずかながらの希望が。
さてこの回復コンソールですが、
Windowsが立ち上がる場合にか、もしくは起動ディスクがないと
実行させることができません。
しかし、このPCはといいますと、
Windows XPがプレインストールされたメーカー製パソコンで、
Windows XPインストール用CDが存在しないのです。
Microsoftのサイトを探ってみると、
起動ディスクの作成の仕方というのがありました。
ただし、フロッピーディスク対応のみ・・・
回復コンソールの実行にたどりつくことすら難しそうです。
ということで、
この時点で依頼主に一度現状を連絡。
依頼主から返ってきた答えは、
「時間はかかってでもなんとかしてほしい」とのこと。
私はこれまでに
ウィルス駆除やネットワーク接続の依頼を引き受けて
解決できなかった仕事はありません。
仕事の遂行率100%が一つの誇りでもありますので、
今回は『パソコンのお医者さん』として、
私の技術力のすべてをかけて、
このPCの命を助けることになりました。
あんまり気合いを入れて書くと長くなりますので
最後は結果だけ書きたいと思います。
約20時間におよぶ作業の末、
OSは起動するようになり、ウィルスも完全駆除し、
さらにシステムの修復もすることによって、
ようやくPCは息を吹き返しました。
今は私のほうが倒れそうなのでもう休みます。



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